ノーリツの給湯器工場に見学に行ってきました。
投稿日:2016年03月10日
兵庫県明石市にあります給湯器メーカーのノーリツ本社工場と石油給湯器を製造している工場に見学に行ってきました。
はじめに、社員の方からノーリツの会社説明をしていただき、ガス給湯器を製造しているラインの見学をさせてもらいました。工場内は撮影禁止なので中の様子はご覧いただけませんが、作業をされている方の後ろ姿からは緊張感ときびきびした姿勢が漂っていました。
作業をしている方の多くは女性でした。ガス給湯器のなかでも、給湯+追炊き+暖房(床暖房など)のついた機種の製造ラインを見学したのですが、同じ機種が何台も来るのかと思ったら、指定された様々な機種が流れていました。工作機械が部品を取り付けているのかと思っていたのですが、多くは人の手で部品を取付けています。
この機種にはこの部品と指示書がまわってくるのです。私たちがお客様から、ご注文をいただき、ノーリツの工場に注文が届きそれから製品を製造するのです。製造を始めて2時間ほどで組み立てられます。
比較的多くのご注文をいただく機種は、ある程度事前に製造をして配送トラックに積みやすい場所に作った順から並べられて、注文が入ると注文先へ運ばれます。最短でお昼までにお客様から私たちへご注文をいただいた場合は、その日の午後には明石の工場を出て翌日にはお客様のお宅に取り付けられます。(ご注文の機種の在庫が弊社にある場合は、即日でも交換工事をさせていただきますが・・・)
組み立てられる過程では、時々わざと間違えた物を流し作業員さんが間違いに気づくかチェックをしています。いじわるな検査ですが、常に緊張感を持って作業をしていくためにも必要な事のようです。製造過程の最後には、配管や作動の検査を行い梱包されて、全国への配送準備に入ります。他にも、リモコンの製造ラインでは人の手と工作機械とが混じりながら製造していて、石油給湯器のラインではエコタイプのエコフィールと従来型とが同じラインで製造されて部品の違いを見る事ができ、仕組みを生で知る事ができました。
お客様のお宅へお届けし交換をさせていただく給湯器が、多くの真剣な眼差しと人の手で製造されている事を知り、私たちもお客様のお宅で同じような姿勢で交換工事をさせていただかなくてはと改めて感じました。
写真は、本社工場と本社工場の1階エントランスにある創業時(1951年)の宣伝カーです。「お風呂は人を幸せにする」ということがノーリツの原点だそうです。