高齢者が安心して心地よくお風呂に入るためのひと工夫
人はどうしても加齢とともに衰えを感じます。若い頃にはお風呂で滑るなんてことは無かったと思います。
滑るのが怖くなったらバスタブと同じぐらいの高さの椅子を利用しましょう。バスタブの横に椅子をつけ、その椅子に座り足をゆっくりバスタブの中に入れ、バスタブの淵を持ちゆっくりとバスタブの中に腰を下ろします。また、湯船から上がる時も淵をつかみゆっくりと押すように体をもちあげ椅子に座ります。座ったまま湯舟から足を出し、ゆっくりと立ち上がります。湯舟の横にバーがあるタイプでは、バーを支点に体を引っ張る際、かなりの力が必要なこともあります。そんな時は淵をつかんで体を押し上げる方が楽です。また湯舟に浸かると温熱効果で血圧も下がりますので慌てて立ち上がるとめまいを起こす人がいますので、十分注意してください。
せっかくの気持ち良いお風呂です。ちょっとした工夫で安全に入ることができます。
もし介助者がいる場合、介助者の体への負担の軽減にもつながるでしょう。