リンナイの一部のガス給湯器には、万が一、停電になった場合でも、ガスと水道が使用可能であれば、給湯ができる「停電モード」という機能が搭載されています。
電気・ガス・水道のライフラインの中で、最も脆弱なのは、やはり「電気」ですので、大雪・地震などで、ガスと水道は使用できるが、停電が発生して電気が使用できないという状況は、確かにありそうです。
停電モードの使用方法
1. 大雪や地震などにより停電が発生。水道は使用できるが、冷たい水しか出ない。
2. 自動車のアクセサリーソケットに、停電対応ユニットのプラグを接続。自動車のエンジンをかけてから、停電対応ユニットの電源をオンにして、ガス給湯器の電源プラグを停電対応ユニットに差し込みます。(市販のドラムケーブルをご使用ください。)
3. 給湯器の台所リモコン(専用リモコン230Vシリーズ)の決定スイッチを5秒以上押して、「停電モード」に切り替えます。
4. 電気が復旧するまで、応急的にお湯が使用できます。
『ガス』給湯器なのに、結局『電気』が必要になるところが、少し悲しい気もしますが、ガス給湯器内の着火装置やセンサー類を動かすためには、多少の電気が必要となります。
その多少の電気を、自動車のバッテリーから取り出すようにしたのが、この「停電モード」です。
停電対応ユニット
自動車のバッテリーから取り出した直流電源を、インバーターを介し、安定した交流電源に変換して、電気を供給するユニットです。
「停電モード」以外にも、最大消費電力が120W以下の製品に電気を供給できますので、ノートパソコン・ラジオ・携帯電話の充電などにも使用可能です。